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zoom RSS 【中二病でも恋がしたい!】六花ちゃんが中二病であるかの考察

<<   作成日時 : 2012/10/09 21:26   >>

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今期の一つの注目作である、京都アニメーション制作の「中二病でも恋がしたい!」。
そのヒロインである小鳥遊六花ちゃんは、右目に邪王真眼を宿す中二病真っ盛り、という事になっておりますが、果たして彼女が本当に中二病患者と呼べるのか?という疑問を抱いた為に、実際中二病を深く患った立場として少し考察してみようかと思います。と思ったら考察というよりはただの妄想文になっちゃったんだね。仕方ないね。


※この記事は1話放送までの考察です。今後の作品の如何によっては矛盾が生まれる事もあるので、予めご了承ください。





・はじめに〜中二病とは何か〜
中二病の発現、それは思春期特有の「アイデンティティの確立」にある種通ずるものがあり、それは「自分は特別だ」「自分は他の大衆とは違う」と言う強い自意識、自己顕示欲になって現れます。そういった「社会的ルールからの脱却」という欲望が、様々な形となって中二病を形成します。
『中二病取扱説明書』によると、どうやら中二病とは3つの大系があるらしく、社会に反発して不良を演じる『DQN系』。流行を嫌いマイナー路線に走る自分に酔う『サブカル系』。そして、超常的な能力を発現させてしまう『邪気眼系』に分かれるとか。
詳しくは当該wikipediaも参照のこと。そして今回はこれらを前提として、また六花が所謂『邪気眼系』の中二病であることから、それを主体に考えていきたいと思います。



六花の行動について
1話にて、六花は邪王真眼を主体に、「自分のかっこいいと思う設定」を実践します。一見すると、これは中二病といえるでしょう。彼女の何よりの魅力として、それら設定の中で垣間見せる素の部分が大きいと、私は考えております。
邪王真眼のカラーコンタクトを落としてオタオタするシーンであったり、勇太を中二病に戻そうとする時に頻繁に使われる「かっこいいから」という理由であったり、それらは実にただの女の子然としていますね。
実際の中二病患者と照らしあわせてみても、この素と設定のギャップというのは中々に合致している点があります。
経験者ならば理解できるとおもいますが、例えばわかりやすく自分が「授業中に急に立ち上がり腕が疼いた」という設定を試みたという事にしてみましょう。そうすると、教師に静かにしろと強く怒鳴られてしまいました。するとどうなるか。簡単です。今まで自分の世界で悦に浸っていたところ、予期し得ない現実的な力の介在が行われたことによって、素の自分に戻ってしまうのです。そこで演技を貫ければ大したものですが、大抵の場合はそうはいきません。というのも、中二病患者は文字通りその本質はただの「中学生」という子供にすぎない為です。少なくとも私なら素に戻ります。
そういった観点で見るとすると、ならばやっぱり六花は中二病で間違い無いじゃん!……と思われるかもしれません。しかし残念ながら、私にはそうは思えません。では両者のどこが異なるのか。それは、立花が「中二病であるという現実的肯定をしている」という点になります。
六花は、「かっこいいから中二病をやる」。だからかっこいいと思うものはかっこいいというし、それに影響される。
しかし本当の中二病患者はそういう訳ではないのです。何故ならば、「自分は既に特殊な存在」であるから。彼らには中二病をやっているという考えがない。彼らの中では、自分は『暗黒神代行』であり、『神の眼を持つ適合者』であり、『死と破壊を司る王』であり、故に彼らの中で世界は完全に構築を終えているし、現実の干渉すらも否定してしまう。また、常に「最高位の格好良さ」である彼らにとって、何か外部の存在を「格好いい」と思うことはそれそのものが既に「格好わるい」ことであるべきだし、それを口に出す事は辱め以外の何者でもない。彼らはどこまでも理想を追求するある種のロマンチストであり、言うならば、『現実を空想に屈服させている存在』であり、その為に、自分自身にどこまでも盲目なものなのだ。
そうして考えると、あくまで現実的な思考、現実的な世界を主軸に中二病を演じる六花は、やはりどうしても真の意味での中二病患者ではないのだと、私にはそう思えてならないのです。



・他の中二病キャラとの比較で考える
時に皆さん、中二病キャラというとどんなキャラが思い浮かぶでしょうか。あまり数は多くないと思いますが。
特に直近の作品で印象が強いのは、『steins;gate』の鳳凰院凶真氏、もとい岡部倫太郎でしょうか。かくいう私も真っ先に思い浮かぶキャラは彼になります。そういったことで、今回はこのオカリンと比較する形で、六花が中二病であるかどうかの論証を行いたいとおもいます。
オカリンもまた、中二病患者特有の(素の自分に戻るという)反動がとても愉快で面白いキャラクターであります。自分の世界で悦に浸っている割に、実際は無力であるために運命に翻弄されたり、そんな性格を周りのキャラに上手く突かれたりして、何とも微笑ましい気持ちになります。自分の世界に入っていると言う点で見れば、六花もまた「邪王真眼の使い手」という実に痛い設定を備えていますが、果たしてこの二人の違うところはどこなのでしょう。
それはずばり、「格好良い」の捉え方だ。オカリン、いや鳳凰院凶真の場合は格好いいもの=自分の関わった創作物であり、外部のものを決して格好いいとは言わない。それすらも"機関の罠"に作り変えてしまう、圧倒的な自己陶酔力を以って変換させてしまう。
一方で六花は、ダークフレイムマスターが「格好いい」。だから「続けて欲しい」。私の願望としては、六花はむしろ勇太を「闇の組織に洗脳された」「不可視境界線探索時の障害で記憶に欠落が発生した」云々と、勇太という存在をより一層自分の世界のものへと構築し直して欲しかった。それをせずに「かっこいいから続けて欲しい」というのは、いかにも現実肯定しすぎているし、彼女の構成する世界観がそこまで深いものではない。社会的な意味で、彼女のいう妄想が致命的でなものではないと証明してしまったように思えてしまった。




・六花は何者なのかということ
これまでの根拠から見て、また何より、元中二病患者としての独断と偏見から見て、では結局六花とは結局どういった存在なのか。私が導き出した解答はただひとつです。
即ち、六花とは「中二病患者に憧れている人」であるというもの。彼女は中二病になるという事が目的であり、邪気眼系と呼ばれる、中二病用語や中二グッズそのものに憧れを抱いている。しかし逆説的にいうと、それは彼女自身が中二病患者でない事を証明してしまっている。
中二病の原典の多くが様々な漫画やアニメであり、しかし彼らは結局そのキャラになる事は絶対に出来ない。出来上がるのはそのキャラを似非で真似た後に出来る中二病という残骸だけだ。それと同じように、六花は中二病に憧れ続ける限り、中二病そのものになることは出来ないのではないかと、私はどうしてもそう考えてしまわずにはいられない。
逆に言えば、そんな中二病になりたい、というあどけなく可愛らしいところが彼女の大きな魅力であるし、いい意味でオタク心をくすぐっていると思う。それらを踏まえて最後に一言、総論とさせていただきたい。




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少女よ、常に可愛くあれ!!



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内 容 ニックネーム/日時
こんばんは、お世話になっておりますー
今年もアニメアウォーズの企画を開催しましたのでよろしければぜひまた参加おねがいします!
ではでは

http://ochatsu.blog36.fc2.com/blog-entry-2681.html
おちゃつ
2012/12/24 21:10

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