それではこの企画と共に、今年を振り返って行きたいと思います。
企画テンプレ
~2010年アニメアウォーズ~
・最優秀作品
・特別賞 (捨てがたいものや大穴だったものなど)
・キャラ部門 (男性・女性それぞれ。性別不明の場合はお任せします。)
・OP部門 (映像込みの評価でお願いします)
・ED部門 (同上)
他にも、少しアレンジを加えて、今年の総括といった形で書いていきたいと思います。ということで、今回もどうか、よろしくお願いします。
最優秀作品『四畳半神話大系』
1話ごとにループするという独特な演出を、それぞれ類似性をもたせながらも、微妙な変化や、互換性を持たせる事によって、視聴者を飽きさせない。そうして、散々描かれたループの先にたどり着いた「四畳半地獄」のカタルシス。その衝撃は今なお鮮明に思い起こされます。また、事細かく散りばめられた伏線的演出。特に、原作である小説では描くことの出来ない、「アニメながら」の映像演出には圧倒されました。
物語としても、アニメーションとしても極致にたどり着いた、まさに2010年の最高傑作に相応しい作品ではないでしょうか。
優秀賞「真・恋姫無双~乙女大乱~」
実質今年のTOP2です。エロゲ原作ものの意地を見せつけられました。日常系ギャグものの真骨頂!1話1話がとても面白くて、何より今年で一番和ませてもらいました。また、60人超のキャラを自在に操るタクティクスには脱帽。アニメ史に残るほどの偉業を、成し遂げてくれたはず。
準優秀賞「屍鬼」
実質今年のTOP3です。詳しい感想は、後述にて。
特別賞「屍鬼」
後半からの盛り上がりは、今年に限らず、近年トップクラス!屍鬼と人間との、あまりに浅ましく愚かな戦いを通して、人間の醜さや愚かさ。正義とは何か。罪とは何か。生きるとは何か。そして、「人間」とは一体何なのか……様々な苦悩を提示させられた奇作。ありがちな「ゾンビ」や「吸血鬼」というテーマに擬えながらも、人の倫理観に訴えてくる物語性の奥深さにはただただ辟易。
あらゆる点で、自分の中では今年一番の「ビックリタイトル」。まさに「特別賞」の枠に相応しいタイトルとなりました。
ベスト実況アニメ「咎狗の血」
`) `ヽ、\__,r'__く`漂うアッーまい {/::/ 〃/~=y、_:::::::V)/ ,,,,,,'''ヾ'----ゞ,,,,,,,,,/
\ `゙'ー-‐' 」/⌒r'⌒´ ̄ /::/r;‐-...._ , ({ハ `ー1:::! ,,",,,,,,,,,/,,,''香りをただァッー
\_ `二ニ=--‐く_r‐‐'´「__ /ri`リ ゙'=ミニ、f′ {ト、 j::::{ _r'>'⌒「__,rへノ⌒ゝ
{ ⌒ヽ、 /⌒ r' ト、__{ ノv `/ "ミ_-ミ丶、 j:::::i_r'⌒くアッーそばせていたいだけなのさ
__j--‐‐‐、`Y´ ___r'「 (_い/ ノ `゙ヾミ`ー!_:/´ヽ ヽj _,.ゝ_丶 く
誰か僕を早く 撃ち抜いてよ !} ' 'っ;:、} /厶 }r-┴-、 ヽ、 { ヽj _ノ
{_j / { l 。 ソ 辷ー-、 ,ハ} show me 貫通した銃創 穴が開くほど
ヽ `ー--、__{_ _r'y'⌒ヽ!o。 ハ 、 ` ヾ‐ /ニノ, (___ ヽ」 \ ヽ}_r' /⌒´\ ノヽ
l__ 棘だらけのgripノ-、o゚.i ヘ `' " 厶:握りつぶせ (⌒´(___ハ/-'7 /) )-く
`ヽ、 {、⌒ヽ く- ! i ヽ / / < 幼いまだ 蕾のような弾丸で _ノ
let me shoot 二´>‐‐'⌒` / ! `‐- .._, イ: `}‐-┤ ゝ-=ニ) ∠_r' ̄j / through the flower
薔薇色に染まれええええええええええええええ
キャラ部門
男性「桜木六郎太@RAINBOW 二舎六房の七人」
RAINBOWという作品の、一番の核となる人物。彼が居なければ、物語そのものが成立しませんでした。
絶望のような生の中を生きる力強さ。どんな逆境であっても立ち上がる忍耐。そして、仲間との絆を誰よりも大切にする優しさ。そんな彼の生き様には、一人の男として痺れました。
女性「東儀白@FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」
今年も、この項だけはあまりにも苦戦を強いられてしまった……今年も数多、自分の心を満たしてくれた愛しいヒロインズ……そんな彼女たちの中から、一人だけを選りすぐろうなど……ああ、神は何と非情だ!
しかし……選ばなければならない。散々……散々検討を重ねた結果、白ちゃんになりました……。
彼女はこの汚れた日常に舞い降りた天使。もう一度いう。彼女はこの汚れた日常に舞い降りた天使。もう一度(ry
OP部門
「HIGHSCHOOL OF THE DEAD(学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD)」
重圧なロックのリズムに乗せて描かれる、寂れた世界観。そのシビアな空気感、世界観に一気に引き込まれると同時に、純粋な格好良さに思わず戦慄を覚えました。
特別OP賞「はっぴぃ にゅぅ にゃあ(迷い猫オーバーラン!)」
ああ……最早何も言うまい。気高く、美しく、素晴らしい……何の欠点すら見当たらない、完全無欠の電波ソング。それが、はっぴぃにゅぅにゃあ。んでんでんでwwwwww
ED部門「神様のいうとおり(四畳半神話大系)」
最初は「ああ、よくあるオサレEDか」などとタカをくくっていたのですが、その映像の意味を知ったときは、寒気のような鳥肌が止まりませんでした。RAINBOWのEDと悩みましたが、やはりこちらを選出します。
特別ED賞「赤いコート(荒川アンダーザブリッジ×2)」
まさかの実写EDの衝撃は、未だに強く覚えています。実写星のキモさには、特別枠を与えざるを得ないw
2010年総括
今年は、本当に豊作の年でした……特に、春からの猛勢力には、本当にお腹いっぱいです。
日常系ギャグから始まり、ダークファンタジーものまで、とにかく様々な人の需要に応える作品が多く、数こそ、数年前より格段に少なくなったものの、少数精鋭……1クールごとに作品を追いながら、まるで目が回るようでした。どこをとっても非の打ち所が無いような名作から、どこをとっても非の打ち所しか無いような、愛すべき駄作まで、どこまでも手広くカバーしてのけていたように思います。
70年代、80年代、90年代、00年代……そして、新たな「10年代」の幕開けに相応しい、この先のアニメ史に大きな希望を残してくれる、そんな1年となったのではないでしょうか?
また、私事になりますが、今年は自分の価値観や倫理観も、大きな変容を遂げました。特に、本格的に「アニメ感想ブログ」を書くことになった事は、自分の生活や、アニメに対する考え方、思いについて考えさせられるに、充分すぎました。そういった点でも、今年はとても思い出深い1年でした。
まだまだ、特に個別のアニメごとに、もっともっと語っていきたいですし、まだまだ全然語っていない!記事に出来ていない!そんな、溢れるような思いを胸中にしまいながら、新たな年の瀬、新たなアニメによって彩られる1年への期待を託し、2010年の総括と、させていただきたいと思います。最後に、今年の全てのアニメに、感謝を!
ありがとう!!
ランキング参加中!
クリックしていただくと励みになります。


この記事へのコメント
おちゃつ
今更ながら記事を読ませていただきました、遅くなりスイマセン。
四畳半神話大系は僕は未視聴なのですが、話の構成や演出が高く評価されているようで、非常に気になっている作品です。後ほどぜひまとめて視聴したいと思っています。
次点の乙女大乱は僕も大好きな作品です。本当に楽しい作品でした。キャラが多い分、声優さんたちは色々大変だったようですねw
屍鬼は途中から一気に急展開となってぐいぐい引き込まれていきましたね。書かれているように、ホラー要素だけではなく倫理や人間模様などの描写も非常に見応えのあるものでした。録画のまままだ最後まで見てないので結末が楽しみです。
ではでは、参加どうもありがとうございました!
本年もどうぞよろしく~。
とりぐらふ@管理人
毎年コメントありがとうございます!毎年こういった貴重な企画にお声を掛けていただける事、大変嬉しく思います。
去年は様々な趣向のアニメが多かったので、愛着のある作品ばかりで選定が大変でした……。そういった点からも、今年は特に他のブログ様を謁見したりして、企画を楽しんでおります。その度に様々な意見や視点に触れることが出来、本当に面白く思います。
>四畳半
お暇さえあれば、ぜひともご覧ください!去年に限らず、近年単位で見ても、最高傑作に成り得る作品だと思っております。あまり絶賛しすぎるのも、何とも滑稽なのですがw
>恋姫
自分はまさか、ここまで面白くなるとは思いませんでした……多分去年で一番純粋に「楽しい」と感じたのはこの作品でした。例の最終話は、出来ればギネスに乗せてあげたいw
>屍鬼
最初は何をしてるのか全く分けわからなかったので、余計に惹きこまれていきました。ノーマークだった作品がこうも活気づいてくれると、何となくニヤリとしてしまいます。
今年のアウォーズにも、参加したいと考えております。声を掛けていただければ幸いです。最後になりますが、今年も是非とも、よろしくお願い申し上げますm(__)m