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今回は、最初から最後までありとあらゆるカオスが詰まった回。右をむけど左をむけど、そこにあるのは突込みどころのオンパレード。果たして我々は、この禁じられた大地から、無事生還することが叶うのだろうか……。
※突っ込み役募集してます。突っ込みに自信のある方、今から突っ込んでみたいと思っている方は、お気軽に荒川河川敷まで足をお運びください。
冒頭、いつものポエムではなく、普通の本編からのスタート。ロケットが用意され、それに乗れるのは300kgまで……あの人数を乗せるためには、ダイエットをしなければならない……と話は進んで行き、いよいよOPが恋しくなってきたと思われたその時……
突然、画面が暗転したかと思うと、そこには我々の理解を超えた超自然的な世界が繰り広げられていた。
高井と呼ばれるその存在、スピーカーから流れるチョーさんらしき歌声、そしてそれらを彩るオサレなスポットライト……それら全て、形而下の世界で語られるべきものではありえない。
1期にあったマリアOPと同等ないしそれ以上の破壊力と混沌を持ったこのOP。我々はこのOPの制作に至ったシャフトに対し、可能なかぎりの敬意を持って、言わなければならない。「お前たちはまだそんな力を隠し持っていたのか」と。
かくしてダイエットを開始するリク達。リクと村長はジャクリーンをエステを、ニノ、ステラ、P子は苺ダイエット。そして星とサムライと鉄人兄弟は、シスターの訓練を受けることとなった……。
その後、中間発表会。そこには再び、私達の知らない神秘の世界が広がっていたのだ。
まずはニノ達。彼女たちはダイエットに失敗し、とんでもなくやつれている。その一方で、リクと村長の成果は抜群。肌はつやつやになり、きっちりと減量できた。いつもとは違う住人達の姿に辟易としつつも、しかしここまでは「この作品ならままある」と、楽観視すらしていた。
そうして、次に彼らは現れたのである……。
説明しよう。体は筋骨隆々。本来の肉体を、丁度倍程度にしたような肉体の膨張。
顔には幾つかの傷。彼らがいかに死地をくぐり抜けてきたのかを物語っている。
その屈強な男達の姿に、しかし私には見覚えがあった。一人は五芒星を丸めたような黄色いマスク、一人はまげ頭、そうして残りの二人は、鉄のマスク……
ああ、どうして彼らは、シスターの訓練生達ではなかろうか!!
星とサムライ……二人はまだ良い。だが、鉄人兄弟……お前たちはどうしてそうなった……。
そんな、「金星出発組」とは別に、河川敷に残るのだというシロさん。彼にはまぁ、家族も居ますし、どうやら大会も控えている様子ですから、仕方がないのかもしれませんね。
そういえば、今回姿を見せなかったマリアは一体どうするのでしょう?いつかの「コミュ力テスト」の時は居たので、行くつもりということでいいのだろうか?
Bパートリクの青空教室に出席する星とサムライ、そして鉄人弟のいつも通りの姿を見て、ようやく私達の知る河川敷に戻ったのだと安堵。しかしこれが、真のカオスへの入り口だったのである。
何故かあの時のままである鉄人兄……彼は自らの力に自信を覚えたのか、一気に挑発的な性格へと変貌する。
何だろう……そういえば最近どこかで見たような……ああそうだ、ケイスk※この文章は薔薇色に染まりました※
今まで親分だったステラを挑発する。いつもは、不条理なタイミングで世紀末モードへと変貌を遂げるステラではあるが、今回ばかりは、彼女の意見に賛同せざるを得ないであろう。
付け焼刃の筋肉と、鍛えあげられ続けた筋肉……これはもはや、勝負が見えているように思えた。しかし!鉄人兄は、なんと彼女の力とあまりに対等に渡り合っていたのだ!
本気で戦い合う二人の肉体美。それは白昼夢か、はたまた蜃気楼か……かくして真実は小説より奇なりと言葉がある通り、それは紛れも無い現実であったということを、リク達が理解することはあり得ないであろう。
ステラとまともに渡り合う鉄人兄もそうですが、マッチョ状態の鉄人兄と渡り合うステラ(小)……彼女はそのままで強かったのか……そういえば、彼女の登場当初は、まだ変身していなかったという事を、今更思い出しました。
鉄人兄をとめる為に、自らの失われた筋肉に解決法を求める弟。そうして彼は、筋肉を愛し、悼み、分かり合うことができる、「筋肉に愛された少年」として、再び立ち上がった……。
シスターすら辿りつけなかったその境地、通称「聖筋肉革命(ホーリーマッスクレヴォリューション)」へとたどり着いたのだった……。
……カオスという表現が似合うことに定評のある今作ですが、いや果たしてここまで徹底されたのは、初めてでは無いでしょうか?
しかし、最高に笑わせてもらったwこういうところが、いつまでもこの作品を嫌いになれない理由なんだよなぁ~。
ここまで爽快に無秩序ギャグを展開できたのは、この作品以外ではボーボボくらいしか思い浮かびません……シリアス展開もいいけど、やっぱりこのアニメはギャグが至高です。
次回「11 BRIDGE*2」
ああ、これは本当に金星入りは無しか?せめてアマゾネスはもう一度見ておきたいところです。
エンドカード
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