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あらすじ
南十字島の空に虹がかかったある日の事。カタシロは昔を思い出していた。
それはヘッドがまだ"トキオ"と名乗り、島にはまだ自分の婚約者・ソラがいた時の事。
トキオが描く絵に魅せられたカタシロは、ソラと共に彼と親しくなるが、3人の関係はすぐに壊れ始めていった。
今回はついに、ヘッドの知られざる過去が語られます。
また、それと倣って描かれる現在のタクト達3人、バニシングエージ内での各人の思惑にもまた要注目。今回は、そんな過去と現在が交錯する大スペクタクルとなりました。
理事長カタシロによって語られるヘッドの過去。タクトの出生の秘密やヘッドのシルシ。17話冒頭の黒髪ハンサムの正体など、彼の過去についてのほとんどが明かされる事となりました。
ヘッドの元々の名前は「ツナシ・トキオ」。彼は島の外で唯一タウのシルシを有するツナシ家に生まれたが、父親から継承することが出来ず、未練たらたらで南十字島にやってきたという生い立ち。
そこで出会ったのがカタシロとソラ。カタシロとソラは許嫁であり、また実際に愛しあってもいたが、そのソラをトキオが寝取るというNTR展開。彼ら3人の関係はまるで現在のタクト達そのもの。この辺りの対比関係の描写は本当に痺れました。
特に眠っているワコにキスをするスガタの描写。過去のカタシロ達と同様、タクト達の関係もまた崩れようとしているような、そんな破滅の予兆を感じてゾッとしてしまいました。
今回発覚した重要な新事実!それは「シルシは他人に譲渡できる」ということ!今まで、自分の考察(ヘッドがタクトの父親と仮定していた)の中で燻っていた「ツナシ家に二つのシルシがあるのか?」という疑問が、この事実によってかき消されました。
ヘッドは父親から譲ってもらえなかったシルシを求めて島に渡り、綺羅星十字団の存在を突き止めた。そして「マキバ・シンゴ」という青年からシルシを継承する約束をした。ヘッドが自らを「ミヤビ・レイジ」と名乗りだしたのもこの時から。彼は南十字島に渡ってきた時から既に、彼は世界のシナリオを作っていたのでしょうか。
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シンゴの持つシルシは「シン」。彼のシルシはヘッドに渡ることなく、代わりにカタシロが持っていた「レシュ」を継承することに。しかしそれでもまだヘッドはシンゴの
タクトが持っていた時計の元々の持ち主はカタシロだった。
カタシロ→ソラ→タクト→ワコという流れ。なんとなく同じ過ちは繰り返されそうな符号で嫌な感じダナ。
というか、なんかどう見ても主人公カタシロにしか見えないというね。
ゼロ時間を解放する事に固執してしまったヘッドは、やがてソラの行方を見失ってしまった。
こんな話を、前に聞いた事があります。そう、サカナちゃんの「イカ刺しサム」の話が、ここに来てついに繋がりました!
銀河に囚われて少女を殺してしまったサムは、ゼロ時間に囚われてソラを見なくなったヘッドまさにそのもの。
まさかここまで見事な形で回収していくとは、本当に覗けば覗くほどこの作品の完成度には驚かされるばかりです。
ヘッドはサカナちゃんに恋をしていたという事を考えると、彼はサカナちゃんの姿にソラの面影を重ねていたのかもしれません。そう言われてみると、どことなく似ているように見えてきますね。
ヘッドの過去や謎は、これで大体明かされたように思います。しかしここで疑問なのは、やはり「若さ」でしょうか。
もう再三書いている、また書かれているとおり、彼は「不老不死なのではないか」という意見ですが、最後のカタシロによる「レシュの能力」の概要を聞くに、どうにも不老不死とは関係無いように見えますが……。あるいは、最後にカタシロが言った「ゼロ時間に囚われている」というキーワードが関係しているのかもしれません。心だけでなく肉体的にもゼロ時間に囚われているという事でしょうか?それはあまりに暴論な気がしますね。しかし何らかの理由でゼロ時間に肉体も囚われていると考えるのであれば、11話の感想からずっと言っている「ヘッドがサイバディの意志を理解できる」という説にも筋が通りますね。
それからタクトの歳で換算するに、およそ17年という期間でカタシロはあそこまで老けこんでしまうものでしょうか?何よりソラは一体どこへ行ってしまったのでしょうか。まだまだ謎は多いです。
その後タクトを預けたあとすぐに死亡したとすると、そのシルシは別の誰かに移る。
タクトが生まれた丁度その年に「王」を継承するスガタも誕生。それによる他の四方の巫女もまた誕生する事になる。
ソラが持っていた巫女のシルシを受け継いだのがサカナちゃんなのではないでしょうか?だからこそヘッドはサカナちゃんに固執することとなったのではないかと思えてなりません。
と思ったけど、巫女が島から出られないという事に矛盾しますね。
さて、話は変わり今回の敵はキャメルスターことリョウ・ギンタ。彼は動物に憑依する事が出来る能力を持つという。更にケイトを巫女と見破ったりと、中々キレる男。
ヘッドやシンゴ達の様子を覗いていたカラスは彼によるもの。更に前回出てきたコウとマドカ達の様子を見ていたカラスや、ワコの禊を見ていたカラスもまた同じようです。貴様!そうやっていつも覗いていたんだろ!!うらやま……許すまじ!!
ともあれ、カラスの目でヘッドの真相を知った彼は、「巫女の封印をとかない事がヘッドのシナリオでしかない」という事に気づく。そうして彼はバニシングエージのシナリオとは離れ、一人ワコを狙う。
卑屈な頭脳プレイでタクトを弱らせてからのゼロ時間入り!更に、サイバディの分離能力で直接ワコを狙う。タクト最大のイッツアピーンチ!それにしても役立たずなスガタさんェ……。
しかしそんなキャメルスターととめるのがニードルスターことコウ。マドカのヘーゲントが壊れている状態でのゼロ時間解除は、彼女の身を危険に晒すことになる。それを危惧してまさかの三つ巴状態に!
ここらあたりで、いよいよ「バニシングエージとして」でなく、各個人の思惑、野望が渦巻いてくる混沌期に突入しておりますね。
前2話までが平和な回だったこともあってか、今回はあまりに圧倒的な情報量と展開で見事に驚かせてくれました。冒頭でも書いた通り、いよいよ話は「過去」と「現在」、様々な人間の野望を巻き込んでの壮大な物語へと変容しました。もうね、面白くない訳がない!
今後はもう終盤に向けて駆け抜け続けるんじゃないかと思うと、もうどうにかなってしまいそうだね。
次回「リビドーなお年頃」
綺羅星側にまた新たなシステムが導入されるとかされないとか。だがそんな事はどうでもいい!サカナちゃんが!サカナちゃんが再登場するううううううううううう!
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