公式サイトはこちら
あらすじ
ラボを強襲してきた萌郁の凶弾に倒れたまゆり。最悪の事態を前にして身動きが取れない岡部たちだったが、そこに姿を消したはずの鈴羽が現れる。素早い動きで襲撃者たちを次々と倒した彼女は、「42」「ブラウン管」「点灯済み」とつぶやく。それを聞いた紅莉栖は完成したばかりのタイムリープマシンを起動させ、岡部は過去へ時間を巻き戻すべく叫んだ――...
さて、ついにジェットコースターを下り始めた今作!ついにオカリンが時をかけます。
その永遠とも思える時空の旅の先に待ち受ける運命。オカリンの悲壮と覚悟。もう一秒たりとも見逃せません!
そして今回からついに後半戦。第6章に突入です。
普段、狂気のマッドサイエンティストを名乗り、まゆりを人質扱いしているオカリンですが、Aパートの冒頭で、その経緯が語られます。
オカリンとまゆしぃ。この二人の切っても切れない強い関係。恋愛感情すらも超越するような、人間としての結びつき。それは、これからオカリンが辿る限りない旅路の、唯一無二の原動力になります。
タイムリープマシンが完成したものの、その使用を中止したラボメン達。紅莉栖が語ったように、成功するかもわからない。もし過去に跳べても、脳が異常をきたすかもしれない。そんな未知の危険を秘めた禁断の機械です。
しかし、それを「使わざるを得ない」状況を作り出す。今作はここまでのプロセスっていうのが非常に上手で、日常性と非日常とのバランス、そこから押し寄せる非日常性へのシフト。まるで上質なサスペンスでも見ているような、恍惚感とカタルシスがあります。
加えてオカリンという人物の人間性が、この異常な世界観に一気に惹きつける。「跳べよおおおおおお!」この叫びには、原作同様慄えました。
バイト戦士の超絶技巧っぷりが半端ないですが、「戦士」だから仕方ないね。実際、彼女がここまで強いのにはきちんとした理由があります。大体の視聴者は、既に彼女がどういう人物なのか見当が付いてきている頃ではないでしょうか。
それから、突然発せられた煙ですが、これは未来ガジェット4号機「モアッド・スネーク」の所業!その元ネタとなっているゲームがゲームなだけに、リアルの実用性もずば抜けております。目眩まし程度ではありますが。
さて皆さん、今回の2つのまゆりの死のパターンを見てお気づきでしょう。まゆりはもう少しだけ死につづけます。
世界線が変わらない。それは即ち世界がまゆりの生を拒絶しているということ……つまり、わかるな?
厳密に言えばもう少し違う原理なのですが、そのあたりの説明はもう少しでとある人物によって成されるでしょう。
オカリンは実に、まゆりを救う為に何度も孤独な旅を続けていくことになります。OPの歌詞にて表現されている「孤独の観測者」。その意味がようやく痛感できた回となったことでしょう。
そして原作でもまゆしぃは死にまくります。今回の電車事件は、そんなまゆしぃの死に方の中でもかなりのトラウマレベルとなっております。
ちなみにもう1つとっても凄惨な死に方を迎えるのですが、次回は見事に再現されることに期待。とりあえず、そのシーンのCGが取れずに最後に回したせいで後味最悪になった犠牲者は多いでしょう。そう、ボクのことさ!
閑話休題。今回の事件で、視聴者全員に見事なトラウマを植えつけてくれた綯さんですが、実はこのおてんば娘は今後もまだまだトラウマを植えつけてくれるZO☆
ボクは意外と幼女キャラが好き(ロリコンじゃねぇ!)なのですが、この綯という人物を好きになれない理由は、とりあえず今回でさわりの部分はわかっていただけたとおもいます。
まゆりが死に、死にまくり、そんな運命を変える為に時間を跳躍し続けるオカリン。
/ λ
~~●~ あのね、オカリンに
/ ´・ω・) 「この程度なら筋肉で止められるから平気だよー」
_, ‐'´ \ / `ー、_ って言おうとするんだけど、
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ その度にすすーっとタイムリープしていっちゃうのです
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ
\ヽ、 ー / ー 〉
\`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/
まっちょしぃにかかれば電車の方が危ない。
しかし、電車のシーンは鳥肌必至。まるで異次元にでも迷い込んだような、あまりに奇妙で奇怪な情景。
地下鉄に吸い寄せられるかのようなまゆりの姿は原作そのままなのだけれど、その後処理までが描かれたことは、わかっていたはずなのにあまりにショックでした。
無情にもまゆりの肢体を奪い、轟音を立てながら停止する地下鉄の姿と、その窓から挿し込む光と闇のハイライト。オカリンのまるで生気の無い表情が語る、悲哀も憎悪も越えた機械のような感情。彼の中にただ冷たく佇む「使命感」という感情が、強烈に胸をえぐりました。
どう抗っても変えられない世界の運命。その中で必死にもがいていくオカリンの姿。さぁ、これこそがシュタインズ・ゲートの醍醐味です!
様々な人物の思いが交錯し、それをオカリンがたった一人で抱えていく事になります。そうして孤独なはずの旅の中、彼の異変に気づく人物が一人、それこそが「牧瀬紅莉栖」。
タイムリープマシンの創作者だからこそ、そして無いよりここ数日、岡部倫太郎という人物と親密に交流を交わしてきたからこそ、誰よりも早く彼の異変に気づきます。これから先は、オカリンと紅莉栖の物語にも非常に注目していくとベスト。
ということで、ついに本作がその頭角を現してまいりました。原作既読組としても、本当に次回が待ちきれない!それくらい、この辺りはワクワク感に満ち溢れておりますね。この調子であと3ヶ月とか……気が狂っちまいそうだ!
まだ物語はうごきだした「ばかり」。とりあえず全エピソードの話は詰めてあるらしいので、次は例の二日間を目指して楽しんでいきます。
ランキング参加中!
クリックしていただくと励みになります。


この記事へのコメント