夢喰いメリー 第６話「夢邂逅」 感想

真のヒロインはジョン・ドゥだったのか！
公式サイトはこちら




あらすじ
姉の無念を晴らすために現界にやってきたエンギはメリーとのバトルの最中、彼女にある衝撃的な発言をする。それは「現界に落ちた夢魔は幻界には戻れない」ということだった。ショックを受けるメリー。
そのスキをついて攻撃するエンギ。そばにいた夢路は何とかしてメリーを助けようとするが逆にエンギの剣で斬りつけられてしまう。その時、メリーの怒りが頂点に達し、世界が一変する…！！





物語もいよいよ折り返し地点までやってまいりました。
今回はジョン・ドゥの再登場。彼の口から様々な説明が語られます。

前回、夢路が斬られた事で覚醒するメリー。予想通り、彼女は何か特別な力を持っている様子。
夢喰いという事にちなんで、幻想殺しよろしく夢を無効化する能力みたいに見えますが……なんだ、夢を無効化って。
それよりも、いい腋だ！エンギも良かったが、これはこれで……これを見逃しちゃいけないでしょ。流石、メリーはあらゆる符号が揃っておられる。というか、あらゆる要素がエロスを感じさせるキャラなのだよ、彼女は。




夢の世界で倒れた夢路は、現実世界でも意識が深く昏睡状態に。
当然夢の世界での出来事なので外傷は無いようですが、夢は精神と深くリンクしているようです。夢魔が器だけを乗っ取ることを考えれば、当然の流れでしょうか。



それにしても、夢路はかっこいい！前回のラストで覚醒を見せた彼ですが、その後の対応まで本当に男らしい。今時には珍しい熱血主人公。今作はとかく彼のおかげで何の気兼ねもなく見れるのが強いんじゃなイカ？

昏睡状態の夢路の元に再び現れるジョン・ドゥ。
というより、メリーは何故やってこないのでしょう？昏睡状態のように深い眠りだと出現できないのかもしれません。
彼は追跡者（チェイサー）の名前の通り、どこでも夢を監視＋録画が出来るという便利なモニタを持っている。覗き見
が趣味とは、見損なったぞジョン・ドゥ！

これがジョン・ドゥさんの趣味か……その精神、彼とはソウルフレンズになれるかも知れない。すまん。前言は撤回させてくれ。しかも、夢魔は精神の治療が出来るのか！これは便利だ。一家に一台欲しいなジョン・ドゥ。



彼曰く「エルクレスは光で夢魔を導く存在。そしてエルクレスが現世に降り立った時に巻き添えを食らった夢魔が居る」との事。ちなみにエルクレスとは「灯台」という意味らしいです。
この巻き添えを食らった夢魔というのは少なからずメリーであるとして、エルクレスの正体は一体誰でしょう。千鶴やメシジマ先生は怪しいですが……彼らはアニメオリジナルキャラと言う事ですし、どちらかをエルクレスに設えてオリジナル展開に～というのは充分考えられる線ですね。というか、きっとそうなるんじゃなイカ？




エルクレスの光に魅せられて、ジョン・ドゥやエンギの姉パティなどといった夢魔も現世を目指す事に。物語のはっきりとした形と、敵の正体が見えてきました。全てはエルクレスが引き金になっていた……とりあえず今の情報ではそういう事になるようです。





一方学園では「夢なくし」と呼ばれるものが流行しているらしく、文字通り夢もキボーもなくなってしまうらしいです。なんだニート化か。……夢魔って実はいい人なんじゃね！？
し……しかし、一体誰がそんなひどい事を！！……どう見ても千鶴じゃｎゲフンゲフン。貴様ァ！勇魚に手を出すのは許さんぞ！









ジョン・ドゥの説明によって、物語の内容が形式化されることとなりました。今後はエルクレスを追って戦いを続けていくような展開になりそうです。
１つだけ気になったところは、あ今作でいう「夢」の定義について。本来、人が睡眠中に見る夢(dream）と、将来の夢や目標と言った、希望（hope）的な意味での夢は違う物ですが、今作ではそういった広い視野での「夢」全般を取り扱っている様子。メリーがよくつぶやくように、「夢とキボー」のどちらもテーマに鳴っているということを改めて実感させられました。



今回は説明回となったのだけれど、いつもの独特な視点変更の演出が活かされて、それ程違和感を感じさせませんでした。その点に関しては、もっと強く評価してもいいかもしれません。






次回「夢と水着と海の色」
シリアスな展開が続いたと思ったら、テコ入れ回だぜ！水着もいいが、個人的には浴衣とか見てみたいな。水着もいいがな！イヤッフォーーイ！！
それにしてもノリが恐ろしく昭和である。

夢喰いメリー (6) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
芳文社
2011-02-12
牛木 義隆

Amazonアソシエイト by

ランキング参加中！
クリックしていただくと励みになります。